04/28
2024
Sun
旧暦:3月20日 仏滅 壬 
社会・全般
2016年3月18日(金)9:05

「読書困難者に役立てて」/高知システム開発

PCソフトを市に寄贈/國仲さんが伝達


高知システム開発から寄贈されたソフトウエアを伝達する國仲さん(左)と下地市長=16日、市役所平良庁舎

高知システム開発から寄贈されたソフトウエアを伝達する國仲さん(左)と下地市長=16日、市役所平良庁舎

 視覚障がい者や、寝たきりなど読書が困難な状況になっている人たちが気軽にパソコン操作や読書を楽しむことができるソフトウエアを開発した高知システム開発が16日、開発した二つのソフトを宮古島市に寄贈した。

 寄贈されたソフトは、パソコンのウインドウズの操作を音声で案内する「スクリーンリーダーPC-Talker」と、このソフトに対応したバリアフリー読書システムの「MyBookⅢ」で、このソフトは、デジタル化された書籍を簡単操作で楽しめることができる。

 今回の寄贈は、点字方式ゴミ袋ラッキーローズ代表の國仲智江子さんが、自らも活用しているソフトをぜひ多くの市民に楽しんでほしいと思い、高知システム開発に個人として寄贈することを打診したことがきっかけ。

 しかし、著作権の問題があることから、高知システム開発では國仲さんの思いを受け入れて、市に直接ソフトを寄贈することとなりこの日、國仲さんから二つのソフトが下地敏彦市長に伝達された。

 國仲さんは「実際に私も使ってとても便利なので、このソフトを市立図書館に寄贈したいと思った。ぜひ、多くの市民のために活用してほしい」と呼び掛けた。

 寄贈を受けた下地市長は「視覚障がい者だけでなく、年配の方や病気で寝たきりの人も本を読むのが困難な状況はある。そうした人たちにも喜んでもらえるソフトだと思うので、多くの市民が利用できる環境を早急に整えたい。また、今後建設される新しい図書館でも導入して市民にこのサービスを提供したい」と述べた。

 市では今後、平良図書館北分館と城辺図書館に設置されているインターネット用のパソコンでこのサービスを導入し、4月1日からの供用開始を目指している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!