12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2016年3月23日(水)9:03

と畜料、牛は2万5920円/新食肉センター

現行比8920円増


4月下旬に供用を開始する新食肉センター=22日、上野野原

4月下旬に供用を開始する新食肉センター=22日、上野野原

 来月下旬に供用を開始する新食肉センターのと畜料が22日、分かった。牛は現行価格より8920円増の2万5920円、豚は現行価格比2290円増の5940円、ヤギは同比2696円増の6696円(いずれも税込み価格)にそれぞれ改定される。廃棄物の処理費用や汚水処理施設の整備など、衛生環境を強化したことが増額の要因。市議会一般質問で、下地敏彦市長が明らかにした。

 新食肉センターは来月21日に落成、22日に試験操業を行い、問題がなければそのまま供用を開始する。

 施設概要やと畜料は、下地市長が仲間則人氏の質問に答える形で紹介した。

 同施設における年間と畜目標は牛1076頭、豚1800頭、ヤギ720頭に設定している。1日当たりの処理能力は牛5頭、豚頭、ヤギ8頭となる。

 と畜料金は、衛生環境を充実・強化することで大幅に加算される電気料を反映した形で設定される。

 県の食肉センターと比較すると牛は5540円、豚は2867円とそれぞれ高い料金になるが、ヤギは県より1362円安い。

 下地市長は「これまで廃棄物の処理費用が入っていなかったため、今回これを価格に反映させている」と説明。また、「汚水の適正処理に向けた汚水処理施設の整備や枝肉等の保管のための冷蔵庫の整備、衛生環境を強化した結果、電気料金が大幅に加算されたということで、と畜料が少し上がっている」と述べた。

 食肉センターは、近くと畜料を含む説明会を開く方針で準備を進めている。

 新食肉センターの建設場所はJA宮古家畜市場の東側。鉄骨構造の2階建てで敷地面積は約2799平方㍍となっている。

 市やJAなどが出資する第3セクターで、事業費として約10億1000万円を投じている。このうち9割は国の補助、1割は市とJAが負担している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!