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2016年4月17日(日)9:05

「感謝」胸にラストランへ/トライアスロン

32回連続出場の吉本賢一さん



32回連続出場の吉本賢一さん(左)と友人の豊見山伸子さん。ラストランを前に本社を訪れた=16日、宮古毎日新聞社

32回連続出場の吉本賢一さん(左)と友人の豊見山伸子さん。ラストランを前に本社を訪れた=16日、宮古毎日新聞社

 ラストラン-。兵庫県の吉本賢一さん(65)が、最後のトライアスロン宮古島大会に挑む。1985年の第1回大会から32回連続出場のストロングマンに気負いはない。「安全に、楽しくがモットー。みんなに感謝を込めて走りたい」。



 トライアスロンは、消防士として持久力を高めるために始めた。それからの年余は「すべて宮古」のために練習に励んだ。


 トライアスロンの魅力にとりつかれた。ただ、それ以上に宮古島の人々に夢中になった。どこまでも優しく、どこまでも世話をしてくれる人々のことが忘れられない。年に1度の大会出場は里帰りになった。


 島の隅々まで案内してくれた豊見山伸子さん、自分が所属するトライアスロンクラブのメンバーを自宅に迎え入れてくれた国仲徳三さん。ボランティア、沿道の声援、大会運営の素晴らしさ。どれを取っても吉本さんには「最高」だった。


 第3回大会のとき、ゴール会場でキャップをプレゼントしたことがある。受け取ったのはストロングマンに憧れる当時小学6年生の少女。翌年、少女は再びゴール会場に現れて吉本さんに声援を送った。「こんなにうれしいことがあるでしょうか」と吉本さん。もう大人になった石嶺幸江さんとの交流は今も続く。


 トライアスロンと歩んだ32年。この間、三つの橋が架かる島の歴史も目の当たりにしてきた。そんな吉本さんがきょう、年齢制限のためトライアスロンの自分史に終止符を打つ。「今は感謝の気持ちだけ。ぼくを支えてくれたすべての方に感謝して走りたい」。通算27回目の完走を目指して表情を引き締めた。


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