12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2016年4月24日(日)9:04

市民の温かさに感謝/熊本支援の学生

募金額70万円、善意続々


街頭募金活動を継続している学生たち=23日、市内スーパー前

街頭募金活動を継続している学生たち=23日、市内スーパー前

 「市民の励ましと優しさがすごい」。熊本地震の被災者支援のために、20日から募金活動を行っている学生たち。その募金額が3日間で70万円を超えた。学生たちは「こんなに集まるなんて…」と驚き、市民の善意に感謝を寄せている。

 募金活動を行っているのは熊本の大学に通う宮古島市出身の学生。避難のために帰郷しているが、「居ても立ってもいられない」と約10人が行動に出た。

 市内スーパー前。訪れる買い物客のほとんどが募金に協力している。千円札や五千円札、中には一万円札を投入する人も。ありったけの小銭全部を募金して善意を表す市民もいた。

 急いでいる市民は車中から「ごめん。おいで!」と呼び掛けて募金。学生たちが場所を変えて立つスーパーに毎日通って募金する市民もいるという。

 募金をしながら、「頑張るんだよ」「熊本のために本当に偉い」と声を掛けて学生を励ます光景はどのスーパーでも見られた。立ち止まって現地の状況を聞く人もいれば、学生たちの今後を案じ、「何かできることがあるといいが」と語り掛ける市民もいた。

 そんな市民の募金は20~22日の3日間で約74万円に達している。熊本県の平成音楽大学に通う近藤優美さん(21)は「買い物をするほとんどの人が募金してくれるんです」と驚く。「その優しさと気持ちに私たちは励まされている。熊本の助けになります。本当にありがとうございます」と感謝のコメントを寄せた。

 「とてもありがたいことです」と話すのは熊本学園大学に通っている宮國太希さん(19)。「市民の皆さんの温かさが本当によく分かる」と感謝を込めた。

 募金活動はきょう24日も行われる。学生たちは週明けから順次熊本に戻る。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!