12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
政治・行政 環境・エコ
2016年6月11日(土)9:02

海岸付近の波の怖さ指摘

気象講演会を開く/沖縄気象台の橋口さん


波浪やうねりの特徴などを説明する橋口さん=10日、市中央公民館

波浪やうねりの特徴などを説明する橋口さん=10日、市中央公民館

 宮古島市水難事故防止推進協議会(会長・下地敏彦市長)は10日、市中央公民館で2016年度気象講演会を開いた。講師に沖縄気象台沿岸防災調査官の橋口清さんが「海を知り伝え守ろう~気象要因による水難事故防止に向けて」と題し講演した。橋口さんは「海の予報には、海岸付近の波の急激な高まりは含まれない。海岸では急な波の立ち上がりで、波浪予報よりかなり高い波となる」と波の怖さを指摘した。会員らは、熱心に聞き入っていた。

 主催者を代表して市生活環境部の下地信男部長があいさつ。「宮古に観光で来られる方々が水難事故に遭っている。私たちの水難事故防止活動はおのずと視点や取り組みが変わっていくのではないか」と提起した。

 橋口さんは「風浪とは、風によってその場所に発生する波のこと。風浪の特徴としては、表面は不規則で波形は尖っている。また風が強ければ波高はかなり高くなり、顕著な風浪は沖合でも海岸でも危険」と話した。

 さらに「うねりとは、他の場所で発生した風浪が伝わってきたり、風が弱まった後に残された波のこと。表面は規則的で丸みを帯びてて、波頭が見えにくい。海岸や浅瀬、リーフ際で急に波が高まる」と語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!