県、FSO社のプロジェクト採択
「下地島パイロット養成事業」整備
【那覇支社】県と県産業振興公社の2016年度中小企業課題解決プロジェクト推進事業の採択決定式がこのほど、那覇市の県立博物館・美術館で行われ、FSO社など県内の企業37社が選ばれた。
航空パイロットの育成などを手がけるFSO(玉那覇尚也社長、本社・北谷町)は、「『下地島空港を活用した革新的パイロット養成事業』実施基盤整備」プロジェクトが採択された。同社は今後、航空機使用事業の府中エアサービス(府中道子社長、同北海道)、広告代理業のCRES(高橋邦夫社長、同那覇市)、教育事業のスキップヒューマンワーク(喜納康光社長、同沖縄市)の3社と連携して、基盤整備の実施に取り組むことになる。
同プロジェクト推進事業は経営基盤の強化を図るため、成長可能性のある県内中小企業の課題解決や企業連携の両プロジェクトを支援する。12年度から県商工労働部が事業主体となり、県産業振興公社が実施する。
今年度は両プロジェクトに79件の応募があり、課題解決27件、企業連携10件を採択した。プロジェクトに関わる経費の補助、専門コーディネーターによる一貫支援などを行う。補助額は課題解決が1社当たり500万円、企業連携は3000万円を上限に補助する。