12/06
2025
Sat
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2016年7月5日(火)9:04

乳がんテーマに講話/玉城医師

JAおきなわ宮古女性部 結成10周年で記念講演


女性部結成10周年記念事業として行われた講演会=3日、JAおきなわ宮古地区本部

女性部結成10周年記念事業として行われた講演会=3日、JAおきなわ宮古地区本部

 JAおきなわ宮古地区女性部(上地洋美部長)の結成10周年記念講演会が3日、同地区本部で行われた。那覇西クリニック乳腺科の玉城研太朗診療部長が「沖縄の女性の健康長寿と乳がん」をテーマに講話し、検診受診による早期発見と早期治療の大切さを訴えた。

 あいさつで上地部長は「いつの時代も女性部は生活を守り、男女参画社会の実現のために活動してきた。これからも相互扶助の精神で活動を続けていこう」と呼び掛けた。

 講演会で玉城医師は、日本の乳がん死亡率は欧米諸国に比べてまだ低いものの、欧米諸国では1990年前半当たりから乳がん死亡率が減ってきている一方で、日本人は年々高くなっていることを紹介した。

 その理由については、90年代前半ごろに欧米諸国では、ピンクリボン運動が起こり、その中で「検診を受けよう、正しい治療を受けよう」という機運が高まり、現在の受診率は7~8割となった。それに比べて日本はまだ受診率が2割程度となっていることから5割程度まで上げることが目標となっていることなどを説明した。

 玉城医師は「乳がんは早期発見と早期治療がとても重要。必ず検診は受けてほしい。一部で乳がん検診を受けても意味がないとの意見もあるが決してそうではない。早期発見に向けて検診は受けるべき」と訴えた。

 会場に詰め掛けた多くの会員たちは、玉城医師の講話内容に聞き入り、乳がんという病気について学んでいた。

 講演会後は、懇親会も行われ、芸能交流会では会員たちが趣向を凝らした余興で、楽しいひとときを過ごすとともに、今後の活動の活性化を誓い合った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!