05/04
2024
Sat
旧暦:3月25日 先負 丁 
教育・文化
2016年7月8日(金)9:03

「宮古人はどこから来た?」/久松小

善元さん(元琉大講師)が公開授業


楽しい授業を進める善元さん=7日、久松小学校

楽しい授業を進める善元さん=7日、久松小学校

 久松小学校(亀川典子校長)で7日、5年生46人を対象にした公開授業が行われた。元琉球大学教育学部講師の善元幸夫さんが「宮古のふるさと発見ー宮古人はどこからきてどこに行くのかー」と題して行った。善元さんは「今分かっていることで、宮古では(上野豊原のピンザアブ洞穴で)2万5000年前の人骨が発見されており、その年代には人が住んでいた」と説明した。児童たちは、興味津々の様子で聞き入っていた。



 善元さんは「沖縄では5年に一度開かれる世界ウチナーンチュ大会があり、今年開催されることになっている。現在の沖縄人口は約140万人で、今海外には約40万人の沖縄人がいるとされている。いろんな国で活躍している」と述べ、沖縄県民としての誇りを示唆した。


 市教育委員会文化財係の久貝弥嗣さんがゲストティーチャーで招かれた。善元さんは、考古学に詳しい久貝さんから事前に教えを受けて授業に活用した。


 善元さんは「宮古の人はどこから来たのか。フィリピンから来たという考えがある」と話した。


 かつて城辺浦底遺跡(1800~2500年前)から出土したシャコガイ製貝斧は、先史時代のフィリピンのバラワン島から出土した貝斧と酷使している。同遺跡は、日本の縄文時代晩期~弥生時代に相当する遺跡とされる。


 久貝さんは、考古学の世界から見える宮古の古い時代を、児童たちに関心を持たせるように面白く説明した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!