12/06
2025
Sat
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2016年7月10日(日)9:05

情報共有、技術向上目指す/県認知症疾患医療セ

第1回連携協議会を開催


認知症疾患医療センターの役割などについて説明を聞く参加者たち=9日、県宮古合同庁舎講堂

認知症疾患医療センターの役割などについて説明を聞く参加者たち=9日、県宮古合同庁舎講堂

 県認知症疾患医療センター(竹井太センター長)は9日、医療と介護関係者による認知症に関する情報の共有やスキルアップなどを目的とする認知症疾患医療連携協議会の第1回を県宮古合同庁舎講堂で開催した。宮古地区で医療、介護に従事する約60人が参加し、認知症疾患医療センターの役割や事業内容について説明を聞いた。

 県認知症疾患医療センターは、センター長の竹井氏が院長を務める、うむやすみゃあす・ん診療所が県から6月1日付で指定を受けた。診療所が同センターに指定されたのは今回が全国で初となる。

 センターの役割は認知症に関する専門的な相談や診断、治療を行うとともに、地域での認知症疾患の保健医療水準の向上のために地域保健医療や介護関係者らとの連携を強化し、関係者のスキルアップにつながる研修や情報提供を行うことなど。協議会の開催も同センターが行わなければならない事業の一つとなっている。対象範囲は多良間村を含む宮古圏域。

 開会あいさつで竹井センター長は、7、8年前から宮古島で認知症患者が増えていることに危機感を感じ、さまざまな取り組みを行ってきた中で今回、認知症疾患医療センターに指定されたことを説明。認知症患者が住みよい環境をつくるためには、宮古島オリジナルの認知症支援体制の確立と他職種連携がキーワードになるとの考えを示し、協力を呼び掛けた。

 引き続き、中川浩センター長補佐がセンターの役割と事業内容を説明。センターの指定を受けた診療所が窓口となって専門医療相談を受けることや、治療は患者の主治医が担当することを基本とし、医療計画の作成はセンターが行うこと、スキルアップのための研修会を年4回(初年度は3回)、協議会を年2回開催することなどを紹介した。

 説明後は9グループに分かれた参加者たちが自己紹介や情報交換などを行った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!