05/06
2024
Mon
旧暦:3月27日 大安 己 立夏
社会・全般
2016年7月17日(日)9:07

来年4月供用開始 ドーム型がお目見え/進ちょく率50%

天候に左右されず各種行事/スポーツ観光交流拠点施設


進ちょく率が50%となり建物の外観がお目見えしたスポーツ観光交流拠点施設=13日、平良下里

進ちょく率が50%となり建物の外観がお目見えしたスポーツ観光交流拠点施設=13日、平良下里

 建設中のスポーツ観光交流拠点施設の建物外観がお目見えした。宮古では初のドーム型施設で、天候、季節に左右されずに、年間を通してスポーツや各種イベントに対応できると期待を集めている。市振興開発プロジェクト局によると、進ちょく率は6月末で約50%。来年4月の供用開始を目指す。

 建設場所は宮古空港東側で、駐車場を含む総敷地面積は約4万1576平方㍍。用地は市が久貝、松原両自治会から6030万円で購入した。

 建物は全天候に対応するドーム型で、建築面積は5952平方㍍。アリーナ面積は約3600平方㍍、高さは約25㍍。フットサルコートが2面、ゲートボール場は6面の配置が可能となる。

 音楽イベントにも対応、災害時には空港からの一時避難所となるよう計画されている。駐車スペースは約500台。

 市は同施設の有効利用を図るため、振興開発プロジェクト局に担当職員2人を配置し、関係機関への協力依頼と供用開始の周知を含めた宮古島のPR活動を展開。イベントなどの誘致へ向けた取り組みを強化している。

 市では既存のイベントとしてトライアスロン行事やクイチャー大会、産業まつり、音楽イベントなどでの利用を想定しているが、新規イベントの誘致にも積極的に取り組む考えだ。

 市によると、総事業費43億円余で、うち8割は一括交付金を充て、残り2割は国からの借入金。借入金のうち1割は交付税措置されることから市の負担分は総事業費の1割としている。

 同施設を巡っては、総事業が当初計画では約30億円だったが、建築資材の高騰や人件費の増加、消費税率アップにより事業費が膨れ上がった。

 一部議員からは、一点集中型の予算編成で、他の事業へのしわ寄せに懸念が寄せられた。

 また、膨大な事業費に加え、ゲートボールやフットサルなどの限られた室内スポーツしか利用できないことなどから見直しが求められた経緯がある。

 同施設に隣接する土地には、サンエー(本社・宜野湾市)が大型ショッピングセンター「サンエー宮古島シティ」(仮称)を出店させる計画で、18年春着工、19年秋ごろオープンを予定している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!