12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2016年7月31日(日)9:04

宮古の危険生物を学ぶ/博物館企画展関連行事

藤田准教授が講演


宮古の危険生物についての講演を熱心に聞く参加者ら=30日、市総合博物館

宮古の危険生物についての講演を熱心に聞く参加者ら=30日、市総合博物館

 宮古島市総合博物館第30回企画展「宮古の危険生物」の関連行事として30日、博物館で県立芸術大学の藤田喜久准教授を講師に迎え、宮古の危険生物講演会が行われた。一般を対象に行われた講演会には、市民ら約50人が参加し、宮古島の陸上や海に住む危険生物について学んだ。

 藤田准教授は宮古の危険な生き物を紹介しながら「夏休みで野外で楽しく遊ぶ機会も多いと思う。どのような危険な生き物がいるかを知ることは大切なこと」と述べ「毒などを持つ危険生物は、餌を採るためや身を守るために毒を持っている」と説明した。

 宮古島地方には猛毒を持つハブが生息していないので安全だが、ハチ類など危険な生物もいる。ハチの仲間には本州のオオスズメバチよりは小さいが、宮古島にはツマグロスズメバチが生息する。刺されるとアレルギーショック症状(アナフィラキシー)を発症し、危険なこともある。刺されたら毒を絞り出し、いつでも医療機関にいけるようにしておく必要があると注意を促した。

 そのほか、ガ類やムカデ類、サソリ類なども生息していることを紹介した。

 海の危険生物について、藤田准教授は沖縄の海は世界的に見ても、生物の種類が多い。その中には危険な生き物も含まれていると注意を促した。

 海の危険生物の被害は病院に行った人たちの統計では、1998~2014年までの間、毎年200~400件の被害が報告されていると紹介し、そのうち約7割が7~8月に集中していると説明した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!