決勝5位の友利君帰島/全国インターハイ走高跳
史上初の入賞祝う
陸上の全国高校総体男子走高跳で5位に入賞した宮古総合実業高校3年の友利響平君らが2日午後、帰島した。空港には多くの学校関係者が訪れ、宮古島市の高校生では史上初となる入賞を祝福した。大山正吾教頭は「全国という舞台で力を出し切ったことが素晴らしい」と高く評価し、友利君らの活躍をたたえた。
友利君は1日、岡山県総合グラウンド陸上競技場で行われた走高跳で2㍍4を跳び、5位に入賞した。前回は記録なしに終わった大会で結果を残した。
この大会には、同校3年の渡久山豊君も男子ヤリ投に南九州代表として初出場した。
競技では59㍍97の自己最高記録を投げたが、決勝進出はならなかった。
友利君と同じ走高跳に出た宮高3年の川満郁弥君も決勝には進めなかった。
2日午後、空港の到着ロビーには多くの学校関係者が訪れた。友利君が姿を現すと、
入賞を記した横断幕と「おめでとう」の言葉で快挙達成を祝福した。
報告会で顧問の平良勤教諭は「2人とも落ち着いて競技に集中していた。それぞれ持
っている力をほぼ全部出し切った上での結果だと思う」と、大舞台で力を発揮した2人
を評価した。
続いてあいさつした友利君は「多くの支えと激励のおかげで入賞することができた。
少し恩返しができたと思う」と感謝した。「2人とも必ずしも満足できる結果ではない
。もっと上を目指して頑張りたい」と競技者としてさらに高みを目指す決意も語った。
大山教頭は「この大会で得た経験を毎日の学校生活で生かし、さらに自分を磨いてほ
しい」と期待した。
報告会終了後、マスコミ各社の質問に答えた友利君は「予選と決勝が分かれているイ
ンターハイで結果が残せたことはトレーニングの成果だと思う」と練習の成果を誇った
。「決勝では高いレベルで争うことができて楽しかった。大学でも競技を続けるが、良
い経験になった」と話した。