04/28
2024
Sun
旧暦:3月20日 仏滅 壬 
教育・文化
2016年10月11日(火)9:02

「移民の歴史に誇り」/県交流事業

与座君(宮高3年)ペルー派遣報告


ペルー派遣研修の成果を報告する与座君=8日、浦添市のJICA沖縄国際センター

ペルー派遣研修の成果を報告する与座君=8日、浦添市のJICA沖縄国際センター

 【那覇支社】県の2016年度海邦養秀ネットワーク構築事業のペルー研修報告会が8日、浦添市のJICA沖縄国際センターで行われ、派遣された宮古高校3年の与座晨(あした)君ら県内外の高校生や大学生10人が、研修成果をそれぞれ発表した。

 与座君はペルーの県人会館で移民の歴史を学習した体験を報告し、「さまざまな苦労を乗り越えてきた歴史を知ることで、ウチナーンチュの力を実感できて誇りに思えた。これからもっともっと世界のウチナーンチュと係わっていきたい」と強調した。

 同事業では海外でのホームステイを通して、現地の県系人子弟と沖縄の若者が交流を深め、次世代のウチナーネットワークを担う人材を育成する。事業開始から10年目の今年のホームステイ派遣は、沖縄県民が初めて移住して110年の節目を迎えたペルー共和国。 ペルー沖縄県人会が受け入れ、学生らは主にリマを中心に、8月16日~31日の16日間滞在した。滞在中はペルーの家庭や学校を通じて歴史・文化を吸収し、交流会やワークショップなどで異文化や国際理解を深めた。28日に開催された「沖縄県人ペルー移住110周年記念式典」には、翁長雄志知事らと共に出席した。

 主催者あいさつで、同事業実行委員会長の照喜名一文化観光スポーツ部統括監は「一皮も二皮もむけて帰ってきた皆さんの姿を見て安心した。ホームステイを通した経験が、今後の人生に大きな糧になるよう期待したい」と激励した。



記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!