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産業・経済
2016年10月26日(水)9:06

「返礼」に特産品など70種/宮古島市ふるさと納税

ポイントで好物と交換/きょうから特設サイト開設


宮古島ふるさと納税特設サイトの開設をPRする下地市長(左)と友利企画政策部長=25日、市役所平良庁舎

宮古島ふるさと納税特設サイトの開設をPRする下地市長(左)と友利企画政策部長=25日、市役所平良庁舎

 応援したい地方自治体に寄付すると税負担が減る「ふるさと納税」で、宮古島市は25日正午から「特設サイト」を開設する。納税してポイントをもらう・貯める・使う仕組みを導入。ポイントは約70種類の宮古島の特産品などと交換できる。市の自主財源を確保することが狙い。25日、市役所平良庁舎で記者会見した下地敏彦市長は「市のいろいろな特産品を全国にPRすることも兼ねている」と話した。



 市は2008年度から、ふるさと納税の取り組みを実施している。


 今回、より効果的なふるさと納税事業を推進しようと、市の特設サイトを立ち上げ。事業者などの賛同も得て返礼品を充実させた。


 返礼品は寄付に対する「お礼」で▽宮古産マンゴー▽宮古牛▽島豆腐▽黒糖▽宮古そば▽泡盛-などの特産品のほか、ゴルフクーポン券や旅行券を準備した。


 最低5000円を寄付すれば、10ポイントがもらえ、金額に応じたポイントを特産品などに交換できる。


 一度に交換しなくても、自分の好きなタイミングで返礼品と交換できることが可能で、ポイント交換は2年間有効。


 特設サイトには返礼品のカタログを掲載。画像で見えるほかダウンロードもできる。


 市のホームページとリンクしており、宮古島市のさまざまなイベント状況も確認できる。「宮古島ふるさと納税」と検索を行い閲覧することができる。


 会見で下地市長は「年々、ふるさと納税に対する意識の高まりがある。みんなが手軽に納税できるというシステムを構築し、宮古島の特産品のPRも兼ねていきたい」と話した。


 友利克企画政策部長は「返礼品はこれまで、特産品に重きを置いていなかった」と指摘。特設サイトの開設については「市の税収もしかりだが、地域の特産品の振興と地場産業の育成を図ることも大きな狙いにしている」と意義を強調した。


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