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政治・行政
2016年11月1日(火)9:03

サイクリングコース選定へ/市が実行委設置

冬場の新たな観光振興策


「ブルーライン」を整備するための実行委員会が設置され関係機関の代表などに委嘱状が交付された=31日、市役所平良庁舎

「ブルーライン」を整備するための実行委員会が設置され関係機関の代表などに委嘱状が交付された=31日、市役所平良庁舎

 宮古島市は、最適なサイクリングコースを選定し、路肩にブルーのラインや情報を表示する「ブルーライン」を整備するための実行委員会を31日、設置した。島の豊かな自然と島々を結ぶ架橋の景観を生かしたサイクルツーリズムの誘致を積極的に展開し、冬場の新たな観光振興を図る。同日、市役所平良庁舎で行われた第1回実行委で長濱政治副市長は「外国からのクルーズ船の客が宮古でサイクリングを楽しんでいる」などと述べ、委員に整備に向けた議論と協力を呼び掛けた。

 宮古島は四つの島々が大橋でつながっていることや、美しい海と青い空に囲まれた自然が、サイクルツーリズムに最適な環境となっている。

 また、市が資源循環型社会の構築を目指し取り組んでいるエコアイランドの推進の観点からもサイクルツーリズムの誘致は有益であるとしている。

 この日は委嘱状を交付した後、第1回実行委を開き、事務局から実行委設置要綱や日程、コースの案などが説明された。

 委員からは「島を一周するだけでなく、どの観光名所に誘導するかなど、観光ガイドに沿ったコースでなければ観光振興につながらない」「ブルーというのが宮古島にぴったり合っている。健康志向につながるような整備が必要」など積極的な意見や提言があった。

 実行委は「サイクリングの聖地」として注目を浴びている「しまなみ海道」(広島県尾道市から愛媛県今治市までを結ぶ)を視察するなどし、2017年度に基本計画・設計、18年度には設置したい考え。

 実際にしまなみ海道を自転車で通ったという委員からは「橋を渡って次の島に行く。海がきれいで、左側にブルーラインが引かれている。目線は下になることから、観光表示も道路に標示されている。安全面を最優先にしているという感じがした」「宮古島の三つの橋は海に近く、自転車を楽しむ人には喜ばれると思う」とそれぞれ話した。

 委嘱状を交付された実行委員は次の皆さん。

 実行委員長=長濱政治(市副市長)▽副委員長=豊見山健児(宮古島観光協会長)▽委員=高良亨(宮古土木事務所維持管理班長)根路銘康文(宮古島商工会議所副会頭)下地盛雄(宮古島自転車競技協会長)香取尚(全日本空輸宮古支店長)波照間弘光(日本トランスオーシャン宮古支社長)根間靖(近畿ツーリスト宮古会長)砂川靖夫(MMY会長)福岡卓(近畿ツーリスト沖縄社長)森豊(沖縄輪業社長)池間隆守(宮古島観光協会専務理事)垣花和彦(市観光商工局長)奥平敏朗(市市民スポーツ課長)善平勝(市エコアイランド推進課長)池間隆男(市道路建設課長)砂川靖博(市都市計画課長)


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