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教育・文化 社会・全般
2010年11月9日(火)9:00

教育長に喜びの報告/伝統的工芸作文コン

大臣賞受賞の平良さんら

経済産業大臣賞を受賞した平良さん(中央)らが川上教育長に喜びの報告を行った=8日、市教育委員会

経済産業大臣賞を受賞した平良さん(中央)らが川上教育長に喜びの報告を行った=8日、市教育委員会

 第27回伝統的工芸月間作文コンクールで最高賞の経済産業大臣賞に輝いた平良彩華さん(砂川中2年)らが8日、市教育委員会に川上哲也教育長を訪ね、喜びの報告を行った。
 平良さんは「大臣賞が受賞できて本当にうれしかった。山口県で行われた表彰式では大きな会場で作文を読むことになり緊張したが良い思い出ができた」と笑顔で報告した。


 川上教育長は「よく頑張った。この賞は日本一の賞で権威ある賞。小さな島から全国のトップになることは大変なことであり、島の財産にもなった。平良さんの作文は家庭の愛情、郷土愛が文章で感じられる素晴らしい作品」と激励した。

 また、同コンクールの3位に当たる同月間推進会議議長賞を受賞した砂川佳那依さん(城辺中2年)と沖縄総合事務局長賞を受賞した平安山梨紗さん(同)も同席し、受賞を報告した。
 平良さんの作文の題名は「未来への宝物」。自宅で製織する母・享子さんの姿や、宮古上布の歴史と現状を細やかに描写し、伝統継承への固い意思を書きつづった。

 3位の砂川さんは「宮古上布の原点」と題して、苧麻(ブー)績みの体験で感じたことを表現。
 平安山さんの作品は「宮古上布の源流」で、その歴史や工程などを的確にまとめ、継承への警笛を鳴らした。
 平良さんと砂川さんの2人は、今月3日に山口県で行われた同月間全国大会記念式典に招かれ、表彰式に参加。平良さんは受賞作文を朗読した。


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