05/04
2024
Sat
旧暦:3月25日 先負 丁 
産業・経済
2016年12月15日(木)9:02

天敵農薬の特性学ぶ/農業者研修会

事例確認、圃場視察も


桃下さんの話を聞いて天敵農薬を学ぶ青年農業者の皆さん=13日、農村青少年教育センター

桃下さんの話を聞いて天敵農薬を学ぶ青年農業者の皆さん=13日、農村青少年教育センター

 青年農業者資質向上研修会が13日、農村青少年教育センターなどであり、参加者が害虫の天敵を農薬として利用する「天敵農薬」の利点と注意点を学んだ。

 講習では、アリスタライフサイエンスの桃下光敏さんが講師を務め、施設栽培で使用する天敵農薬について詳しく解説した。

 導入のメリットに▽薬剤抵抗性害虫の防除▽使用薬剤の減少、省力化▽長期予防効果▽環境に優しく安全性が高い-などを挙げた。

 効果的に利用するための注意点も説明。「天敵はあくまで予防剤であり、増えてしまった害虫を急激に減らすことはできない」と指摘し、天敵を導入する前に害虫をできる限り減らしておく必要があるとした。

 天敵導入後は、この天敵に影響のある薬剤を用いないことや、なるべく栽培初期に導入(果樹を除く)するよう促した。

 その上でスワルスキーやリモニカなど天敵農薬の特性を解説。防除できる害虫と使用方法を詳しく説明した。試験事例をスライドで紹介し、天敵が害虫を補食する様子を見せながら理解の促進に役立てた。

 講習後は圃場視察・検討会を実施し、天敵農薬に関する知識を一層深めた。

 研修会は県宮古農林水産振興センターと宮古地区就農青年クラブ連絡協議会が主催。経営管理や農業技術の向上を図り、経営主として資質の向上に努めることを狙いに開いた。



記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!