12/14
2025
Sun
旧暦:10月25日 仏滅 丁 
社会・全般
2016年12月22日(木)9:05

高い志持ち継承へ決意

県文化功労、協会賞受賞者/市長に報告


県文化功労賞に輝いた長間ハツさん(中央)、池間ヨシ子さん(右)=21日、市役所平良庁舎

県文化功労賞に輝いた長間ハツさん(中央)、池間ヨシ子さん(右)=21日、市役所平良庁舎

 県文化功労賞と県文化協会賞の受賞報告が21日、市役所平良庁舎で行われた。受賞者一人一人が喜びを表すとともに、「技と伝統を後世にしっかりと引き継いでいきたい」と述べ、今後も高い志で取り組んでいく決意を示した。

 県文化功労賞に輝いたのは、宮古上布の保全継承や後継者育成に尽力した池間ヨシ子さん、長年にわたり苧麻糸手績み技術の保存継承に尽くした長間ハツさんの2人。県文化協会賞を受賞したのは宮古上布保持団代表の新里玲子さん(功労賞)、宮古野鳥の会会長の仲地邦博さん(奨励賞)、友利郷土芸能保存会(川満忠勝会長)の3個人・団体。

 報告を受けた下地敏彦市長は、受賞者一人一人の功績をたたえながら「市としても皆さんの活動をしっかりと支援していく」と述べ、宮古上布の振興発展、自然保護活動の充実、郷土芸能の継承に期待した。

 池間さんは「このような賞をいただき、大変喜んでいる」、新里さんは「先人の技に思いを馳せ、後世に伝えていきたい」、仲地さんは「自然保護の活動を認めてもらいうれしい」、友利郷土芸能保存会メンバーの友利隆雄さんは「身が引き締まる思い」などとそれぞれ喜びと抱負を語った。

 長間さんは、「ブー績みが無くなると宮古上布は無くなるという思いで携わってきた」と語った。同席した長間さんの長男、孝さんは「子として誇りに思う。母も長生きした甲斐があったと喜んでいる」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!