05/02
2024
Thu
旧暦:3月24日 友引 丙 
社会・全般
2017年2月14日(火)9:06

ハーベスター燃える/平良西仲宗根

延焼でキビ50㌃被害か


全焼したハーベスター。エンジンルームから出火したものとみられる=13日、平良西仲宗根

全焼したハーベスター。エンジンルームから出火したものとみられる=13日、平良西仲宗根

 13日午後、平良西仲宗根のサトウキビ畑で収穫作業をしていたハーベスターから出火、周辺40~50㌃のサトウキビを焼いた。人身被害はない。消防が出火原因を調べているが、エンジンルームが火元とみられる。この火災を受けて市や製糖工場はハーベスターの取り扱いに対する注意を喚起。自主点検の徹底ほか、収穫中でも定期的にエンジンルーム周辺の葉殻を除去するよう呼び掛けている。

 現場は平良福山、高野間の一周道路(県道83号)沿いの圃場。周辺は農場で民家は比較的少ない。

 市消防本部への通報は午後1時35分ごろ。消防車両4台、人員10人が出動して消火作業に当たった。

 空気の乾燥と風の影響を受けて火勢が強く、消防によれば目測で40~50㌃のサトウキビを焼いた。鎮火は午後2時50分だった。

 報告を受けた製糖工場や宮古島市など関係団体の職員が現場に駆け付け、被害状況の把握に努めた。

 市や消防本部は、空気が乾燥しているため火が起きやすい気象条件にあることを指摘。サトウキビの葉殻が火種になりやすいことから、入念な点検と葉殻除去の徹底を求めている。

 市農政課は「(収穫したキビを入れる)専用袋を取り替えるときにエンジンルーム周辺の葉殻を除去してほしい」と呼び掛け。併せて日々の自主点検を怠らないよう注意を促した。

 沖縄製糖の砂川玄悠専務は「焦らずに、安全第一の運転を」と強調。「収穫前の点検作業はもとより、収穫中の葉殻除去にも気を配ってほしい」と話した。

 ハーベスターを使うサトウキビの機械刈り収穫は近年急上昇しており、今期の申し込みは全収穫面積の80%に達している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月28日(日)9:00
9:00

7269人が地下ダム学ぶ/23年度資料館来館者数

市地下ダム資料館(城辺福里)のまとめによると2023年度来館者数は7269人で、前年度の6706人と比べて563人増加した。新型コロナウイルス感染症の発生以前の19年度の来館者7743人と比較すると94%まで回復している。来館者はリピーターが多く、島外に住む市…

2024年4月28日(日)9:00
9:00

成田-下地島が運航再開/ジェットスター

ジェットスター・ジャパン(GK)は27日、成田-下地島路線の運航を再開した。昨年10月に運休して以来約6カ月ぶり。使用機材はエアバスA320。運賃は片道7490円~5万1390円。再開初日は大型連休スタートとあって多くの観光客らが下地島空港に降り立った。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!