05/05
2024
Sun
旧暦:3月27日 大安 己 立夏
政治・行政
2017年2月24日(金)9:06

下地島空港の利活用ただす/亀濱玲子氏

2月定例県議会代表質問


2月定例県議会の代表質問で登壇した亀濱玲子氏=23日、県議会

2月定例県議会の代表質問で登壇した亀濱玲子氏=23日、県議会

 【那覇支社】県議会(新里米吉議長)2月定例会の代表質問2日目の23日、亀濱玲子氏(社民・社大・結連合)が登壇し、下地島空港の利活用や宮古地区への陸自配備、離島の医療・福祉などについて質問した。



 下地島空港への取り組みを含めた離島振興について、下地明和企画部長は「下地島空港や周辺用地の利活用事業の導入促進など、島々の特色を生かした産業振興に取り組み、離島力を発揮し希望と活力にあふれる豊かな地域社会の実現につなげたい」とし、「離島の船賃や航空運賃を低減する『沖縄離島住民等交通コスト負担軽減事業』や、各家庭への光ファイバー網を整備する『超高速ブロードバンド環境整備促進事業』、離島の患者や妊産婦などの通院費を低減する『離島患者等支援事業』など、定住条件の整備に取り組む」と述べた。


 宮古・八重山への自衛隊配備・陸自基地建設について、亀濱氏が「防衛省の強引な進め方に、住民は建設反対の声を上げている」と指摘したのに対し、謝花喜一郎知事公室長は「自衛隊の島しょ配備は、わが国の安全保障や地域の振興、住民生活への影響をめぐって、さまざまな意見があると承知している」とした上で、「自衛隊の配備について地元の理解と協力が得られるよう政府は丁寧に説明を行い、住民生活の安全安心に十分配慮すべき」と話した。


 また、近隣諸国との関係については「平和外交に努力すべきは当然であり、政府のこれまでにも増して不断の外交努力を行うことが重要」との考えを示した。


 離島患者等支援事業の実施内容について、砂川靖保県医療部長は「離島患者の特定不妊治療、がん治療、小児慢性特定疾病、子宮頸がん予防ワクチン副反応疑い、妊産婦など合計860人と見込む」とし、「島外への通院にかかる交通費や宿泊費に助成を行う離島市町村に、県が費用の一部を補助する」と説明した。


 4月に開設する県中央児童相談所宮古分室の体制について、金城弘昌子ども生活福祉部長は「分室長や主幹、児童福祉士、非常勤の虐待対応協力員を含めた5人体制。主に緊急対応が必要な重篤なケースの一時保護や施設入所措置など、児童相談所のみが有する権限に基づく業務に当たる」と述べた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!