05/04
2024
Sat
旧暦:3月26日 仏滅 戊 
社会・全般
2017年4月26日(水)9:02

災害時の伝達方法を再確認

気象台と関係機関 防災気象情報説明会


13機関から約20人が参加して行われた防災気象情報等に関する説明会=25日、宮古島地方気象台

13機関から約20人が参加して行われた防災気象情報等に関する説明会=25日、宮古島地方気象台

 宮古島地方気象台(松田博之台長)は25日、同気象台で県や市、警察、消防、マスコミなどの関係機関に防災気象情報等に関する説明会を開いた。情報を提供する気象台と、防災施策をする関係機関が緊密な連携を図り、災害時には市民に最新情報を迅速に伝達する方法などについて再確認した。

 説明会は毎年行われており、今年は13機関から約20人が参加した。

 開会のあいさつで、棚原聡次長は「東日本大震災や熊本地震、糸魚川市での大規模火災など記憶に残る災害が相次いでいる」と指摘。2003年9月に、宮古島地方を襲った台風14号による甚大な被害を挙げ「あれから14年が過ぎている。天災は忘れたころにやってくるといわれる。これから宮古は台風の被害が懸念される季節になる。防災に関して、関係機関のさまざまな疑問や要望に応えていきたい」と話した。

 説明会では「新たなステージに対応した防災気象情報」「高潮高波に関する情報」などを、防災気象官や予報官らがスライドを使って分かりやすく説明した。

 このうち「防災気象情報について」と題し説明した仲村渠恒政予報官は「暴風域から離れた所でも暴風となることもある。暴風域の警戒を呼び掛けるのではなく、いつから暴風になるのかということを重点に呼び掛けてほしい」と話した。

 また、「波浪注意報が発表されていなくても、海岸付近では急な高波や強い流れに注意が必要。波の高い非常に危険な状況の中で、海水浴をしている人が見られる」と指摘。防災関係者に、各種広報手段を使って水難事故の未然防止を図ってほしいと呼び掛けた。

 山城浩地震津波防災官は、宮古島には池間島から城辺にかけての「中部断層帯」(全長約28㌔)と、伊良部から島の西側を通り来間までの「西部断層帯」(全長約17㌔)の二つの断層帯があると説明。「地震はあす起きるか、数千年先に起きるか予測できない。日ごろから地震に対する備えを市民に周知してほしい」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月3日(金)9:00
9:00

各施設で子供無料、半額 大型連休きょうから後半

児童福祉週間 きょう3日から大型連休の後半がスタートする。6日まで4連休となり、各空港は混雑するほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れらでにぎわいそうだ。 厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に毎…

2024年5月3日(金)9:00
9:00

大輪の花で歓迎/観光客の撮影スポットに

下地のヒマワリ 国道390号の与那覇湾上地護岸沿いに植えられたヒマワリの花が咲き誇り、通りを行き来する観光客の目を楽しませている。初夏の青空が広がった1日午後、心地よい風に揺れる黄色の大輪の花に誘われて、多くの観光客がヒマワリと一緒に記念撮影をする光景が広がっ…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!