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70周年記念企画
2025年10月8日(水)11:38

宮古毎日新聞社 創刊70周年の節目祝う


山内社長「知る権利に応える」

宮古毎日新聞社(山内忠社長)は20日、市内ホテルで創刊70周年記念式典・祝賀会を開いた。行政や政財界、マスコミ関係者ら約200人が出席。山内社長は「ご列席の皆さんや購読者、郡民各位の温かい支援のおかげで70年の節目を迎えることができた。地元にとって都合が良くも悪くも、しっかりと真実を伝える覚悟を持ち続けることが地域に暮らす人々の知る権利に答える道だ」と述べ、郷土紙としての情報発信に決意を新たにした。

本紙は1955(昭和30)年9月19日に真栄城徳松氏により、宮古初の日刊紙として創刊された。

95年に日本新聞協会に加盟。同年、時事通信社の記事配信を受け、国内外のニュースやスポーツ面を充実させた。97年にカラー印刷機を導入。98年に全国郷土紙連合に加盟した。

2013年には印刷センターが完成し、新輪転機が稼働。創刊当時は2ページの紙面だったが、現在では最大16ページ、うち8ページのカラー印刷が可能となった。

来賓の嘉数登市長は、「行政の施策や地域の動きを市民に分かりやすく伝え、市政への理解を深めてもらう上で欠かせない存在。この節目を新たな出発点に、変わらぬ信念の下、郷土の発展と市民生活の向上に寄与することを心より期待する」と祝辞を述べた。

時事通信社の境克彦社長は祝辞で「70年間にわたって地域に寄り添い、人々を励まし、宮古群島の政治・経済・社会・文化・スポーツの発展に果たしてきた役割の大きさを思い起こしてほしい。この式典を機にもう一度、宮古毎日を盛り立ててほしい。その支えを背に、ますます地域の信頼を得て発展していくことを心からお祈りする」と述べた。

読売新聞グループ本社の山口寿一社長のあいさつを読売新聞東京本社メディア局長の滝田恭子氏が代読した。

引き続き行われた祝賀会は、久田流家元・久田多嘉子舞踊研究所の「かぎやで風」で幕開け。日本新聞協会専務理事・事務局長の林恭一氏が乾杯の音頭を取った。かきのはな民謡研究所の民謡、琉球國祭り太鼓宮古支部の勇壮な太鼓演舞が盛り上げた。

式典では、20年以上本紙の充実発展と地域振興に全身全霊を捧げた、第五代社長の真栄城宏氏を特別功労者として表彰した。






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