12/06
2025
Sat
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2021年11月9日(火)9:00

防衛省の港湾使用許可/保良への弾薬搬入で

座喜味市長「やむなし」

 

使用申請を許可したことを発表する座喜味一幸市長=8日、市役所

使用申請を許可したことを発表する座喜味一幸市長=8日、市役所

陸上自衛隊宮古島駐屯地の保良訓練場(弾薬庫)に配置する誘導弾(ミサイル)などを搬入するため、防衛省が市に港湾使用申請を提出していた件で、市は使用を許可した。8日、座喜味一幸市長が会見し「許可やむなし」と説明した。5日付けで通知した。8月には新型コロナウイルスの感染状況など社会情勢を理由に不許可としたが、今回は緊急事態宣言が解除されたことなどを踏まえて判断した。

今回も海上自衛隊の輸送艦を使用する計画と見られ、防衛省は10月29日に市に港湾使用の申請を行った。これを受け、市の関係部局は1日に港湾法、市の港湾条例などについてチェックした。4日には、「弾薬等搬入に関する対策本部会」を開き、対応を協議した結果、係留施設の使用については問題ないと判断し、許可することを決定。正式に申請者や沖縄防衛局などに文書で送付した。

会見した座喜味市長は搬入などの機密事項▽日時▽弾薬類▽ルート│などについては申請者が非開示とするよう要請していることについて、市としては公表できないとの見解を示した。

また、沖縄防衛局に対して①平良港での火薬類搬入時の安全対策に万全を期すこと②搬入に従事する隊員の新型コロナ対策を徹底すること(PCR検査、ワクチン接種など)③市民、第三者の接触をできるだけ避けること④非開示とした情報については国の責任で明らかにすること-を申し入れた。

座喜味市長は「前回も行政の公平性からみるとクリアできていたが社会情勢を踏まえて、市民の命を守るコロナ対策の観点から日程の再検討を求めた。今回は社会的要因、行政上の手続きもクリアしており、特段拒否する理由はないと判断した」と説明した。

搬入については、「実務的なやり取りは進んでいると理解しているが、案件の詳細な内容は公表しないようにとの要請があった。日時などは国の責任で説明するべき」と説明した。

一方、「国はできるだけの情報を公開し、丁寧に日程などについても知らせるべきと考える。市としても(搬入時は)それなりの体制を取っていきたい」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!