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社会・全般
2022年1月5日(水)8:59

宮古病院が診療制限へ/新型コロナ

市中感染拡大で11日から/本永院長「医療危機迫っている」

 

病院関係者とともに会見する本永院長(右から2人目)=4日、宮古病院

病院関係者とともに会見する本永院長(右から2人目)=4日、宮古病院

宮古島市における新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、県立宮古病院の本永英治院長が4日に緊急会見し、「昨年1月、8月の爆発的流行時と同様、医療の危機が迫っている」と強調した。感染者の増加で11日から診療制限に入るという。「市中感染による感染が拡大している」と述べ、広く市民に成人式などの飲み会、多人数での模合や会食の自粛および感染予防対策を徹底するよう呼び掛けた。

緊急会見は病院内で開かれた。本永院長は冒頭「オミクロン株、デルタ株による流行の兆しが見え、感染拡大が急速。病棟入院患者の増加と市中感染患者の急増により業務が圧迫する可能性が出ている」と強調し、「予定手術の延期、内視鏡や心臓カテーテルなどの延期をせざるを得ない」と市民に理解を求めた。

現状の感染状況を「市中感染が広がっている」との見解を示し、これを裏付ける数字として12月28日から1月3日の1週間で54人の陽性者が出ていることを挙げた。このうち約半数が「オミクロン株と考えている」と述べた。さらに、陽性者で無症状者が複数の店舗を飲み歩いて感染を広げてしまうスーパースプレッダーの存在なども指摘した。

同病院ではコロナ対応病床として現在は15床を確保し、10人が入院している。そのうち高齢者は3人で2人が中等症となっている。また、ワクチンを2回接種しても感染している状況や成人式で帰省した新成人の感染。20代でもワクチン未接種で肥満などの基礎疾患がある市民で、すでに感染して入院している状況だという。

本永院長は「第5波のときはこうなるまでに3週間程度かかった。さらに増えていく可能性がある。54人の感染者のうち、約半数がオミクロンと見られる」と述べ、無症状者から高齢者や基礎疾患を持っている人たちに感染が広がれば深刻な事態になる可能性を訴えた。

最後に救急も多くの人が訪れ厳しい状況となっていることを紹介し、「発熱やのどの痛み、倦怠(けんたい)感などがなく、せきのみなど『軽い症状』の場合はかかりつけ医や市内のクリニックへ相談してほしい」と協力を求めた。

きょう5日からは外来診療は電話診療で実施する。精神科デイナイトケアとリハビリ外来診療は休止する。


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