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社会・全般
2022年2月19日(土)8:59

自販機荒らし相次ぐ

今年に入り10件以上/宮古島署が捜査

 

前の扉が壊されこじ開けられている自動販売機。周囲には部品と思われる物が散乱していた=17日、下地

前の扉が壊されこじ開けられている自動販売機。周囲には部品と思われる物が散乱していた=17日、下地

今年に入り、市内の各地に設置されている自動販売機が相次いで壊され、現金などが盗まれていることが18日までに分かった。宮古島警察署でも把握しており、窃盗事件として捜査を進めている。壊された自販機の一つは前の扉がバールのような物でこじ開けられていた。壊された自販機は取り替える必要があり、設置業者は怒りをあらわにするとともに、「絶対に辞めてほしい」と強く訴えている。

自販機が壊される被害は今年に入ってから10件以上発生していると見られる。14日の午前中までには市熱帯植物園内にある自販機が何者かによって壊され、現金が盗まれている。また、下地や城辺でも人通りが少ない場所に設置されている自販機が壊されているという。壊された自販機を入れ替える費用は70~100万円程度かかるという。

壊された際には、保険で対応できる場合もあるが、それでも盗難被害にあった現金だけの対応となり、自動販売機の機械が壊されると修理ができず自販機自体を取り替えるため、大きな損害が発生するという。

自販機の設置業者は「うちだけでも5台は壊されている。現金が取られているのもあるが、中身が取られているのもある」と説明し、「別の業者も壊されていると聞いている。警察も捜査しているというが早く捕まえてほしい。また、壊している人は絶対にやめてほしい」と憤った。

宮古毎日新聞社の取材に対し、宮古島警察署は自販機が壊されている事案が複数件発生していることを認めるとともに、「窃盗事件として必要な捜査を行っている」と話した。

同署では自販機付近で不審な人や車などを見かけたらどんなささいなことでも情報提供を呼び掛けている(電話72・0110)まで。


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