12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2017年7月19日(水)9:03

博愛の心を子々孫々へ/佐良浜漁師顕彰碑10周年祝賀会

地元の人や関係者が参加し顕彰碑の建立10周年を祝った=17日、伊良部前里添多目的施設

地元の人や関係者が参加し顕彰碑の建立10周年を祝った=17日、伊良部前里添多目的施設

 佐良浜漁師顕彰碑建立10周年記念祝賀会(主催・同実行委)が17日、伊良部前里添多目的施設で開かれた。地元の人や関係者が大勢参加し、節目を祝うとともに博愛の史実を子々孫々に伝えていくことを改めて確認した。

 顕彰碑は、1873(明治6)年7月、ドイツ商船ロベルトソン号が上野の宮国沖で座礁・難破したことを知った佐良浜漁師8人と宮国住民らが協力して乗組員らを救助し手厚く介護したことをたたえるもので、佐良浜漁港近くに期成会が建立した。

 顕彰碑は高さ2・5㍍、幅1㍍。重さ4・4㌧で、台座の上に設置されている。いずれも中国産の御影石で、宮古島リハビリ温泉病院の奥原典一理事長が寄贈した。

 祝賀会であいさつした奥原さんは、「我々の先祖は勇敢で、危険な荒海にも舟をこぎ出した」と述べ、先人が命懸けで救助した勇気ある功績をたたえた上で「末長く語り継いでいこう」と呼び掛けた。

 伊良部漁業協同組合の漢那一浩組合長は、漁師8人を「地元の英雄」に例えて語り、顕彰碑については「先輩たちが築き上げてきた財産を引き継いでいく」と祝辞を述べた。

 前里添自治会の長嶺政二会長は「このような祝賀会が開催できるのは喜ばしいこと」とあいさつした。

 舞台では、前里添、池間添の両老人クラブや、みどり、あけぼのの各クラブが趣向を凝らした余興を披露し盛り上げた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!