12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
教育・文化
2017年8月18日(金)9:04

新潟板倉区から児童来島/城辺でホームステイし交流


交流事業で来島した新潟県上越市板倉区の児童たち。後列は受け入れ先の城辺地区の子供たち=17日、城辺公民館

交流事業で来島した新潟県上越市板倉区の児童たち。後列は受け入れ先の城辺地区の子供たち=17日、城辺公民館

 新潟県上越市板倉区の児童8人が17日、城辺地区の児童との交流のため来島した。20日までの3泊4日の日程で、民家で宿泊しながら城辺の児童たちとの交流や海水浴、人頭税などの史跡見学で見聞を広める。児童たちは「島の特産物を学びたい」「島の人たちと仲良くなりたい」などと意気込みを語った。

 この交流事業は、人頭税の廃止に尽力した中村十作が板倉出身だったことがきっかけ。交流は今回で回目で、冬には城辺の児童たちが板倉を訪問し、スキーなどを楽しんでいる。

 城辺公民館で歓迎式が行われ、ホームステイ先の家族と互いに自己紹介や記念撮影で初対面の緊張をほぐした。

 交流団団長で上越市立宮嶋小の水越厚校長は「島を肌で感じ、驚きと感動の日になるだろう。期間中お世話になります」とあいさつした。

 宮國博教育長は「宮古の強い太陽を存分に味わってほしい。積極的に言葉を交わして交流を深めてほしい」と呼び掛けた。

 その上で、児童生徒数が年々減少している状況を挙げ「城辺地区だけで事業継続ができるか判断する時期にきている。中村十作氏を広く知ってもらうためには、市全体の交流事業として臨んだらどうかという話をしている」などと述べ、交流人員など事業の拡大について検討していることを明らかにした。

 山井慎之介君(豊原小6年)は「きれいな海で泳ぎたい」、坂口愛美さん(針小6年)は「おいしい物を食べたい」とそれぞれ笑顔だった。

 子供たちを受け入れる砂川多夢さん(34)は「互いの文化を学ぶことはとても大切なこと」、娘の美咲さん(西城小5年)は「一緒に花火をしたり、夕陽を見たりしたい」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!