12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2017年9月8日(金)9:04

保良住民に戸惑いと不安/射撃場と弾薬庫の計画浮上

防衛省がミサイルを保管する弾薬庫の建設予定地として調整している保良鉱山=城辺保良

防衛省がミサイルを保管する弾薬庫の建設予定地として調整している保良鉱山=城辺保良

 海上保安庁の射撃訓練施設と防衛省の弾薬庫設置場所が城辺保良に候補地として「計画」、または「調整」されているとの報道に対し、地元住民から戸惑いの声が上がっている。いずれの施設も民家に近く、観光客が通るルートでもあることから「安全面は大丈夫なのか」と不安の声も聞こえる。

 海保の射撃訓練施設は、貝の展示やレストランがある「宮古島海宝館」のすぐ隣で、東平安名崎に向かう途中にある「旧ロラン局」に計画されている。

 一方、防衛省は宮古島市への陸上自衛隊のミサイル配備計画をめぐり、ミサイルを保管する弾薬庫の建設予定地を、七又海岸沿いに向かう「保良鉱山」とする方向で調整している。

 旧ロラン局と保良鉱山は、東平安名崎から七又海岸を結ぶ観光ルート沿いにあり、直線距離にして約1・3㌔しか離れていない。

 本土から保良に移住した男性は「二つの施設には『断固反対』というわけではないが、かといって『歓迎』というわけでもない。人が少なく、中心地から遠く離れているので候補地になったのではないか」と話した。「静かな所と思って気に入っていたが…。施設のイメージが何も浮かばないので、安全面は大丈夫かなと思う」と話した。

 保良に実家があり、平良に住む男性は「レンタカーがよく通る場所にあることから、観光客にどのように映るのか心配。その場所が本当に適しているのかも疑問だ」と語った。

 保良部落会の砂川辰夫会長は「何も聞いていないので、コメントのしようがない」と述べた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!