12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
政治・行政
2017年9月24日(日)9:06

「弾薬庫の説明ない」/市議会一般質問

「保良鉱山」報道で市長

 下地敏彦市長は22日、宮古島市への陸上自衛隊のミサイル部隊配備計画をめぐり、防衛省がミサイルを保管する弾薬庫の建設予定地を城辺保良の「保良鉱山」とする方向で調整しているとのマスコミ報道に対し、「(防衛省から)説明は受けていない」と述べた。開会中の市議会9月定例会の一般質問で、石嶺香織氏の質問に答えた。



 石嶺氏は、同鉱山は集落から約200㍍しか離れていないことを指摘。その上で「保良や七又の住民の人権を考えた時、集落のそばに弾薬庫や射撃訓練場が建設されることについてどう思うか。このような報道について、意見の表明や反対はしないのか」と質問した。


 下地市長は「やると決まっていないし、やりたいという説明も市に対してやっているわけでもない。そういうものに対してどうするのかと聞かれても、分からないものには答えられない」と述べた。


 「防衛省に問い合わせはしないのか」との質問にも「具体的にどこにやりたいということであれば、防衛省から必要な時期に説明があると思うが、今は新聞報道でどうのこうのということで、やる考えはまったくない」と語った。石嶺氏への答弁。


 政府は南西諸島の防衛体制を強化するため、離島侵攻への初動対応に当たる警備部隊や地対空ミサイル部隊などを宮古島に配備する方針で、市内のゴルフ場「千代田カントリークラブ」と、「大福牧場」が予定地となっていた。


 防衛省は牧場を弾薬庫とする方向で調整していたが、地下水の水源地であることに地元が反発。下地市長も牧場周辺での施設整備を認めない方針を示し、代替地の選定が続いている。


 「保良鉱山」は地下水保全区域から外れており、同省は予定地にふさわしいと判断したもようだ。


 弾薬庫建設については、同鉱山を運営する宮古総合開発の砂川武雄社長、保良部落会の砂川辰夫会長とも本紙取材に「何も聞いていない」と話している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!