12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
教育・文化
2017年10月13日(金)9:04

川上元教育長、池間島の秘話で講演/県高校長会定例研究協

川上氏の講演を聞く参加者=12日、県宮古合同庁舎講堂

川上氏の講演を聞く参加者=12日、県宮古合同庁舎講堂

 県高校校長会(與座博好会長)の第4回定例研究協議会(宮古島大会)が12日から2日間の日程で始まった。初日は県宮古合同庁舎講堂などで元宮古島市教育長の川上哲也氏による講演や教育懇談会などが行われた。川上氏は「ふるさと池間島に知られざる秘話」と題し、池間島の歴史的出来事や伝統、文化などについて語った。

 講演で川上氏は、1919年に宮古島でコレラが流行した際、池間島では外からの交通を遮断し、食糧や生活物資はカツオ船で沖縄本島へ行き調達することを1年間続けることで、一人の患者も出さなかった事実を紹介した。

 池間島でのカツオ漁は1906年から行われるようになり、カツオで島が栄えた歴史を振り返る川上氏。2006年にカツオ漁は途絶えてしまったが、多くの恩恵を受けたカツオ漁について後世に継承していきたいとの考えを示し、その方法としてカツオに関する詩を集めた本やカツオのカルタ、絵本の作成などを挙げた。

 初日は講演のほか、九州地区高校校長教育研究協議会や全国協議会への参加報告や、参加者が互いの情報を交換するフリートーキング、会場を市内ホテルに移しての教育懇談会などが行われた。

 最終日の13日は県宮古合同庁舎で委員会別会議や研究中間発表、部会別会議などを行う。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!