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政治・行政
2018年1月18日(木)8:55

メディアと連携し広報強化/市健康増進計画推進会議

宮古の現状に危機感共有


キャッチフレーズや今後の取り組みなどについて活発な意見が交換された=17日、市平良保健センター

キャッチフレーズや今後の取り組みなどについて活発な意見が交換された=17日、市平良保健センター

 2017年度の「健康増進計画推進会議~平均寿命最下位脱出プロジェクト~」(会長・下地敏彦市長)が17日、市平良保健センターで開かれた。委員に対する委嘱状が長濱政治副市長から交付されたほか、平均寿命などで厳しい結果となっている宮古島市の健診データについての報告が行われ、健康に対する市民の問題意識高揚のために行政とメディアが連携して、多くの情報を発信していくことなどが確認された。

 今回は、同計画のキャッチフレーズについても協議し、全体的なものを「平均寿命最下位脱出」とすることに決定した。

 そのほか、各世代でアンケートをした結果、最も票を集めた「がんばろうね 早ね 早起き 朝ご飯」(子ども世代)、「食べた分歩いて減らそう体脂肪」(成人世代)、「散歩ではぐくむ 心の健康 身体の健康」(高齢者世代)が同計画におけるキャッチフレーズとなった。

 また、宮古島市の健康診断データについての報告では、男性の平均寿命が県内最下位で女性もワースト2位となっている原因はメタボリックシンドロームであるとした。

 男女とも該当者と予備軍が、メタボ全国一の沖縄県の平均を大きく上回っているとし、生活習慣の改善が急務であることが示された。

 そのほかにも、1日の飲酒量で3合以上飲む多量飲酒が県の約2倍、国の6倍と高いことも説明され、大人の酒の飲み方について問題視する意見が出された。

 委員からは「酒を飲んで路上で寝ているなど、大人の悪影響を受けて子が育つことが問題。大人がモラルを持って模範となるべき」との声も出された。

 健診データで示された宮古の問題点については、県や市がマスコミと連携し、その情報をどんどん提供しながら市民に健康に対する意識を高揚させていくことも重要との意見が出された。


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