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教育・文化
2018年3月11日(日)9:00

荷川取美佑さんが4冠/全宮古小学珠算競技大会

232人が練習成果競う


幼稚園児から小学6年生までの232人が参加して日ごろの練習成果を競った全宮古小学生珠算競技大会=10日、市中央公民館

幼稚園児から小学6年生までの232人が参加して日ごろの練習成果を競った全宮古小学生珠算競技大会=10日、市中央公民館

 第22回全宮古小学生珠算競技大会(主催・全国珠算教育連盟沖縄県支部宮古地区)が10日、市中央公民館大ホールで開かれた。幼稚園児から小学6年生までの232人が参加。競技の結果、学年ごとの個人総合競技の6年生の部は荷川取美佑さん(平良第一)が優勝。荷川取さんは、種目別競技の3競技でも優勝し、前年に続いて4冠の快挙を成し遂げた。珠算を一生懸命に練習し、小6までに検定2級以上に合格した児童生徒43人を、他の模範とたたえ「珠算優良児童生徒」として表彰した。

 開会式で、全珠連県支部宮古地区の譜久村藤枝地区長は「きょうのためにいっぱい練習してきた。自分の最高得点を目指して頑張って」と呼び掛け。同連県支部の宮城忍人支部長(代理・新垣光彦副支部長)は「お父さんやお母さんたちも応援している。伸び伸びと力を発揮して」と激励した。

 参加者を代表して新城裕樹君(平良第一小3年)と仲里梨花さん(鏡原小2年)が「練習成果を十二分に発揮し、正々堂々と闘うことを誓う」と力強く宣誓を行った。

 この後競技に移り、参加者らは競技委員長の「用意始め」で問題に取り組み、「やめ」の合図で鉛筆を持った手を高く上げ、もう一方の手で問題用紙を裏返すなどして速さと正確さを競った。

 会場には保護者らが大勢詰め掛け。「パチパチ」とそろばんを弾く音を聞きながら我が子の活躍を見守った。

 4冠を達成した荷川取さんは「個人総合は思ったより点数が伸びなくて悔しい。種目別は目標が達成できた」と話した。幼稚園のころから、そろばんに親しんできたという荷川取さんは、昨年10月に10段を取得した。「そろばんは人と勝負して、勝った時の達成感や、目標に向かって頑張っていけるところが好き。中学生になってもいろいろな大会に出て優勝を狙いたい」と抱負を語った。


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