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産業・経済
2018年5月13日(日)8:55

宮古産アカバナ飲料を紹介/「はいさいフェスタ2018」

はなはな代表・斎藤正敏さん


アカバナ飲料をアピールする斎藤正敏さん=6日、神奈川県川崎市

アカバナ飲料をアピールする斎藤正敏さん=6日、神奈川県川崎市

 【那覇支社】5月2~6日の5日間、神奈川県川崎市で沖縄の文化や食を紹介する大型イベント「第15回はいさいフェスタ2018」が開催され、宮古島で咲いたハイビスカス科の沖縄在来種、あかばなぁ(以下、アカバナ)から作った飲料水「Beni」が出品された。グランディール(那覇市・田島理恵子社長)の商品で、本土での代理店業務を行っているのが、はなはな(東京都目黒区)の齋藤正敏代表(38)だ。

 齋藤さんは埼玉県出身。大学卒業後、広告代理店を経て、アパレル業界で働いていた。旅行で出かけた沖縄の青い海と空気にどんどん魅了され、「いつか沖縄に関わる仕事がしたい」と考えていたところ、3年前に宮古島のアカバナエキスと出会った。

 「沖縄生まれではない私が、東京でゼロからアカバナの商品を認知してもらうには苦労しました。でも、時を重ねるにつれ、宮古島に行ったことがあるお客様や、宮古島出身の方に声をかけてもらえるようになりました」と笑顔で話す。

 アカバナについては、「昔は天ぷらにしたり髪を洗う際に利用したりしたが、その文化がどんどん薄れ、ただ愛でる花になっていた。アカバナは、天と地を繋ぎ、幸せが広がる縁(えにし)の花。もっと多くの人たちに、宮古島のアカバナ、古き良き文化を広めたい」と強調する。

 2年後にはテーマパーク、ハイビスカス王国が宮古島にできる予定で、今月中にも宮古島に渡り、自ら畑を開墾して植樹にあたるという。


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