12/20
2025
Sat
旧暦:11月1日 大安 癸 
政治・行政 社会・全般
2018年6月9日(土)8:59

定健診受診率 減39.3%で前年度比減/2016年度

初めて県平均下回る/宮古島市
民間開業医減も要因


特定健診の集団健診の様子(資料写真)

特定健診の集団健診の様子(資料写真)

 宮古島市の2016年度特定健診の受診率(確報値)は前年度比で0・7ポイント減の39・3%となり、「特定健診制度」がスタートした2008年以来初めて市の受診率が県平均を下回った。さらに、健康診断後に行われる保健指導実施率(同)も前年度を大幅に下回ってこちらも県平均を初めて下回った。市国民健康保険課では、対象者に積極的な受診を呼び掛けている。


特定保健指導実施率

特定保健指導実施率

 16年度の受診率は、市が39・3%で県平均は39・4%。対前年度比で市は0・7ポイント減少しているのに対して、県平均は0・7ポイント上昇している。

 そのほかにも市は、生活習慣病の予防効果が期待できる対象者や生活習慣の改善をサポートする保健指導実施率も前年度から7・8ポイント下がって51・8%。県は同比2・3ポイント上昇して58・7%となっている。

 16年度の結果について同課では「県平均を市が下回ったのは同制度がスタートして初めてだと思う。ほかの市町村がしっかり取り組んでいることもあり、県平均が確実に伸びているのも背景にある」と述べた。

 さらに「市は男女とも該当者と予備軍が、メタボ全国一の沖縄県の平均を大きく上回っている。そうしたことからも受診率を上げないといけない」と述べた。

 特定健診の受診は、保健センターや公民館などで実施する集団健診と指定医療機関で受診する個別健診があり、同課によると個別健診の受診率が低下しているという。

 同課は「集団健診の受診率は伸びているが個別健診が落ちている。最近は、民間の開業医が減少していることも影響していると思うが、まずは対象の市民が積極的に受診してくれれば受診率は上げられる」と訴える。

 そのほかにも同課は「特定健診の受診率が下がると国からの交付金も減ることになり、市においては1人当たりの保険税にも影響が及ぶ。ほかの医療機関で健診を受けている場合でも再チェックの意味で対象者は健診を受けてほしい」と呼び掛けた。

 18年度の集団特定健診は、8月8日~9月14日までの26日間行われる。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!