12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2018年8月29日(水)8:55

子牛生産率90%超/17年宮古

産地協議会で実績確認


新年度の事業計画を決めた市肉用牛産地協議会の総会=28日、市役所上野庁舎

新年度の事業計画を決めた市肉用牛産地協議会の総会=28日、市役所上野庁舎

 宮古島市における2017年の子牛生産率が90%台に達している。前年の実績と比べて6・7ポイント増え、県の平均生産率(78%)を大きく上回った。28日の市肉用牛産地協議会総会でこれらの実績を確認した。新年度は一層の生産率を目指して取り組みを強化する。

 市の子牛生産率はここ数年、80%台で推移してきたが、17年は5071頭が生産され、経産牛5615頭からはじく生産率は90・3%に達している。

 子牛生産率90%台は県内トップクラス。多良間村を含む宮古地区全体の生産率も87・5%と高く、他地区の実績▽北部77・5%▽中部72・9%▽南部72・8%▽八重山76・6%-を大きく上回っている。

 生産率上昇の要因は妊娠鑑定の実施と、分娩事故の防止など飼養管理技術の向上が挙げられ、官民一体の取り組みが奏功した。

 これらの実績を踏まえて新年度の事業計画を設定した。生産体制の強化としては計画交配の順守や優良繁殖雌牛奨励事業の活用並びに妊娠鑑定と削蹄の推進を図る。出荷(競り上場)頭数目標は7000頭。キロ単価は去勢1500円、雌1200円としている(2009年作成の拠点産地育成計画書に記載)。

 環境対策では家畜排泄物の適正管理面での支援をうたった。繁殖牛の増頭や飼料自給率の向上も図る。

 肉用牛産地協議会は、生産技術や経営指導及び出荷体制の整備を行い、素牛供給地の確立及び農家経営の安定向上に寄与することが狙い。市や県、JAほか関係団体で構成される。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!