12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
政治・行政
2018年8月31日(金)8:56

土流出圃場に客土/島尻、城辺のキビ畑

市が予算措置、復旧へ

 記録的な大雨に伴うサトウキビ畑の土の流出で、宮古島市が急ピッチで復旧作業に当たっている。7月下旬に要請があった平良島尻や城辺の一部圃場については予算措置を済ませ、客土の準備を整えた。天候を見ながら作業に入る。さとうきび生産組合が支援要請した被害圃場についても調査を進めている。土の流出量を把握し、財政との調整を経て復旧に着手する。

 復旧のめどがついた島尻地区の被害体積は約650立方㍍、城辺は110立方㍍でそれぞれ近いうちに客土する。費用は予備費から約180万円を充てた。

 島尻地区の圃場整備地区では、50年に1度と言われる7月の記録的な大雨で大量の土が流出した。特に傾斜地での被害が大きく、中には数十㍍にわたって浸食された畑もあるという。

 土の流出被害は島尻にとどまらない。8月には台風の接近に伴う大雨が被害の広がりに拍車を掛けた。

 多くの圃場で大量の土が流れ出たものとみられ、各地で「このままでは夏植えができない」という農家の声が相次いだ。こういった現状を踏まえ、さとうきび生産組合が緊急会合を開いて市への要請を決めた。

 要請の席で下地敏彦市長は、事前調査を前提に支援を即断。担当課が調査に乗り出しており、被害圃場の土の流出量を把握しながら復旧に着手する方針だ。

 農村整備課では「引き続き被害圃場の調査、調整作業を進めている。夏植えを前に、困っている生産農家は多い」などと話し、早期復旧の考えを示した。

 ただ、市が保管する土の量と予算には限りがあるため、復旧の範囲は現段階では不透明だ。市が厳密な調査の上で判断する。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!