12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2018年10月2日(火)8:56

キビ被害1億1000万円/台風24号

新たな台風接近に懸念


葉の裂傷などで1億円の被害があったサトウキビ=1日、宮古島市

葉の裂傷などで1億円の被害があったサトウキビ=1日、宮古島市

 宮古島市農林水産部は1日午後、台風24号による農作物の被害状況(速報)を発表した。基幹作物のサトウキビは葉の裂傷などで1億1000万円、オクラでは300万円の被害があった。松原清光部長は「全体的に被害は少なかった」と話したが、フィリピンの東にある台風号に警戒するよう呼び掛けた。


 台風は先月28日午後9時ごろから29日午後1時ごろまでの約16時間、宮古島地方を暴風域に巻き込んだ。

 サトウキビはこの台風の強風で横倒しになった。葉が裂けたり、病害虫(メイチュウ類)の食害を受けたキビは折れたりした。

 ただ、吹き返しがなかったことや、比較的まとまった雨も降ったことから塩害の心配も少ないという。

 被害調査は30日、県や宮古島市、製糖工場、JAの担当者が実施した。その結果、被害率はおおむね1・6%で、被害額は1億1000万円となっている。

 1日に会見した松原部長は「最大瞬間風速が40㍍以下だったこともあり想定した被害より小さかった。吹き返しのない台風だったことから折損被害も少ない」と現状を説明した。

 ただ、台風25号の発生を懸念している。1日の予想進路通りに進めば宮古島に接近するため、「対策をしっかりしてほしい」と農家に警戒を促した。

 このほか、野菜関係では露地栽培のオクラで実のすれがあった。ゴーヤーなどを含む全体的な被害額は400万円程度になる見込みだ。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!