12/20
2025
Sat
旧暦:10月30日 先負 壬 
産業・経済
2018年10月17日(水)8:58

台風被害支援に1億3394万円/JAおきなわ

肥料費購入助成など


台風24・25号で被害を受けた農家への支援策を発表するJAおきなわの大城勉理事長(左から2人目)ら=15日、那覇市

台風24・25号で被害を受けた農家への支援策を発表するJAおきなわの大城勉理事長(左から2人目)ら=15日、那覇市

 【那覇支社】JAおきなわ(大城勉理事長)は15日、9月末から10月にかけて来襲した台風24号・25号で深刻な打撃を受けた農家に対し、総額1億3394万8000円の支援を実施すると発表した。金融部門でも、災害復旧に向けた資金の貸し付けや、すでに借りた資金の返済条件の相談などで弾力的に対応するとした。大城理事長は「近年にない甚大な被害」と述べ、「これまでにない支援を行う」と強調した。

 今回発表した支援策の内訳は、サトウキビが約3694万8000円、青果・花卉7900万円、畜産1800万円。支援策では、サトウキビで次期作に対する肥料費購入助成(1袋当たり200円)、青果・花卉ではビニールハウスのビニールや防虫ネットなどの供給支援(50%助成)や樹勢回復に必要な肥料等の供給支援(50%助成)、畜産では飼料支援(2カ月間1トン当たり1000円)やトタン支援(1枚当たり1000円)を行う。

 また、青果では被害品目を再生産するための種苗等の供給支援、花卉では彼岸用として出荷する菊苗を再生産するための苗等の供給支援も実施する。

 このほか、サトウキビについては増産基金やセーフティーネット基金の活用ができるよう県や国とも連携を図るとしている。

 JAおきなわでは、台風24号・25号による被害を県全体で約19億6000万円と推定している。内訳は、サトウキビ約8億1660万円、野菜約1億7437万円、果実約1億2237万円、花卉約5億2661万円、畜産約2億1095万円、水稲約1970万円、野菜施設約3093万円、果実施設約1642万円、花卉施設約4763万円。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!