12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
教育・文化
2018年10月24日(水)8:59

伝統の豊年祭ユークイ/伊良部南区

「歓喜の踊り」奉納


実り多い五穀豊穣を喜んで踊る参加者=23日、伊良部南区の長浜御嶽

実り多い五穀豊穣を喜んで踊る参加者=23日、伊良部南区の長浜御嶽

 伊良部南区の佐和田・長浜・国仲・仲地の四つの集落で23日、伝統の豊年祭「ユークイ(世乞う、富乞う)」がにぎやかに行われた。住民らはそれぞれ四つの御嶽で集い、旧年中の無病息災、実り多い五穀豊穣(ほうじょう)に感謝し、向こう1年間のさらなる豊作を願った。長浜御嶽では「歓喜の踊り」を奉納した。

 ユークイは農耕儀式の一つ。四つの集落のうち、長浜集落の住民らは長浜御嶽で行った。神酒で祝杯を上げ、ごちそうを広げて舌鼓を打った。神前で歓喜の集団演舞を披露し、喜びを分かち合った。

 長浜自治会の立津義一会長は「住民の伝統行事のユークイに対する思いは強い。今年から参加者が若返り活力がある」と笑顔で語った。

 同じく天久恵子さん(62)は「県外に住む同窓生が里帰りして佐和田ユークイに参加している。とてもうれしい」と声を弾ませる。

 裏方で取り仕切る長浜部落青年会の早稲田亮仁さん(34)は「午前10時現在、水割りした泡盛の一升瓶は36本提供した。これだけでは足りない」と話した。

 各集落の自治会では、参加者全員にタオルをプレゼントし喜ばせた。

 南区には伊良部集落を含めると五つの集落があり、伊良部集落は諸事情で休止している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!