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産業・経済
2018年12月6日(木)8:59

上野支部が団体優勝/12月期子牛共進会

各地区代表牛57頭を審査/「せいこ」号など優等6頭


団体優勝した上野支部の皆さん=5日、JAおきなわ宮古家畜市場

団体優勝した上野支部の皆さん=5日、JAおきなわ宮古家畜市場

 2018年度12月期宮古地区子牛共進会(主催・宮古和牛改良組合)が5日、JAおきなわ宮古家畜市場で開かれた。各地区の代表牛57頭を審査した結果、最高賞に当たる県農業協同組合理事長賞は新里仁栄さん所有の「せいこ」号が受賞した。改良組合の支部(旧市町村)対抗で争う団体戦は上野支部が優勝した。

 子牛共進会は、優良子牛を選抜保留し、計画交配と併せて農家の改良活動を強化することが狙い。和牛改良の促進を通して経済性を高め、経営の安定に資することも目的の一つだ。

 開会式で宮古和牛改良組合の砂川栄市組合長は「各地区の共進会で選ばれた優秀牛がそろった」と出品者の飼養管理技術を評価し、「それぞれ個人の入賞と団体優勝を目指して頑張ってほしい」と呼び掛けた。

 下地敏彦市長や県宮古農林水産振興センターの大村学所長、JAおきなわ宮古地区本部の下地保造本部長は激励の言葉を述べた。

 下地市長は「出品された子牛は今後の畜産振興に大きく貢献する。しっかりと保留した上で増頭に取り組んでほしい」と期待した。生産者の高齢化に伴う生産頭数の減少を懸念し、「市として増頭できる環境を整えていきたい」と述べた。

 この後審査を開始。審査員が57頭を一頭一頭厳しく見て回り、時には出品牛に直接触れて体高や体積、栄養度、体上線(背線)などをチェックしながら各類の上位入賞牛を決めた。

 審査の結果、上野支部の新里さんの「せいこ」号が最も高い評価を受けた。宮古島市長賞は川上政彦さん(平良)所有の「みやこ」号、県農業共済組合長賞には新城健さん(城辺)所有の「ももはな」号が輝いた。

 団体戦は上野支部が優勝した。支部長の前里恵春さんは「みんなの努力のおかげで優勝できた」と喜び、「今回受賞した牛が、県共進会の代表に選ばれればうれしい」と期待を込めた。


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