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社会・全般
2018年12月16日(日)8:58

建物鉄骨工事が完了/未来創造セ 来年7月開館

最後の梁を打ち込み、鉄骨工事を終えた市未来創造センター=15日、平良東仲宗根の建設工事現場

最後の梁を打ち込み、鉄骨工事を終えた市未来創造センター=15日、平良東仲宗根の建設工事現場

 来年7月オープンの市未来創造センター建設工事は15日、最後の梁(はり)の打ち込みを行い、鉄骨工事を完了させた。工事の主要構造部分は終わり、今後は仕上げ工事に入る。

 同センター建設工事の建築第1工区は、共和産業、久仲工建、西里建設の特定建設工事共同企業体が請け負っている。

 建物に使用した梁は金秀沖縄ピーシーが製造。計442本を使用した。柱217本は地元のミヤコンの製品が使われている。

 上棟式が午後2時から平良東仲宗根の建設工事現場で行われた。

 多くの作業員を前に、PC工法を担った黒沢建設工事部主任の小林三強志(みつよし)さんは「耐久、耐震、耐火に優れ、宮古島市の夢と未来を育む安全、安心の建物になる」と強調。「これまで無事故無災害でこれたのも関係者の理解と協力のおかげです」と話した。

 続いて工事全体を把握する工事事務所の所長で共和産業工事部建築課長の崎原和彦さんが「工事はターニングポイントを迎えた。この棟上げを機に、今後は仕上げ工事に入る」と工程を示し、鉄骨工事を終える作業員をたたえた。その上で「最後まで気を抜かずに作業に当たってほしい。職人の皆さんには、笑顔で地元に戻ってほしい」と話して感謝を込めた。

 この後、最高130メートルまで延びる県内最大級のクレーンで最後の梁を吊るし、最上階部分に組み込んだ。

 クレーンを操作した宮古島市上野宮国出身で金功重機(那覇市)の砂川直規さん(45)は「地元の工事で役に立つことができてうれしく思う。ここまで無事故を継続できたことが何よりだ。所長をはじめ関係者に感謝したい」と話した。


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