12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2019年2月7日(木)8:58

県、輸送補助額を維持

流通条件不利性解消事業


農林水産物の輸送コスト低減の効果は宮古地区でも上がっている(資料写真)

農林水産物の輸送コスト低減の効果は宮古地区でも上がっている(資料写真)

 【那覇支社】県農林水産部(島尻勝広部長)は、県産農林水産物を本土市場へ出荷する輸送費の一部を補助する「農林水産物流通条件不利性解消事業」について2019年度も現状の補助額を維持する。4日に正式決定した19年度当初予算案では、同事業に28億5418万6000円(前年度比7134万2000円増)を計上した。


 補助額は、宮古島から県外へ航空輸送する場合、野菜・果樹・畜産物で1㌔当たり最大115円。花き・水産物で同140円。船舶の場合はモズク以外の全品目で同35円(輸送効率が良いモズクは同15円)を継続する。県によると、17年度の宮古からの輸送量は5151㌧、補助額は約2億9400万円だった。

 県担当者は19年度も補助額を維持する理由について、輸送費の高騰が続いていることを挙げ「今時点での引き下げは事業者への負担が大きい」と説明。また、19年度予算案が増えたことについては「県外への出荷量が増えた実績を踏まえて算出した」と述べた。

 同事業は、県産農林水産物を本土市場へ出荷する際、遠隔地で輸送費がかかる沖縄の不利性を解消するため、鹿児島までの輸送費相当額を補助するもの。12年度から10年間計画で国の一括交付金を活用して実施している。同事業の16年度経済波及効果は165億9500万円だった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!