12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2019年3月8日(金)8:59

マンゴー生産量640㌧/18年産

豊作に迫る実績に/着果個数調整が奏功か


2018年は推定640㌧のマンゴーが生産された(資料写真)

2018年は推定640㌧のマンゴーが生産された(資料写真)

 2018年の宮古島産マンゴーの生産量が推定値で640㌧だったことが県や市のまとめで分かった。出蕾(しゅつらい)や着果の悪さから生産量の落ち込みが懸念されたが、各農園の着果個数調整などで盛り返したとみられ、最終的には豊作の基準となる700㌧に迫る実績となった。

 生産実績は生産量や収穫時期、輸送実績、加工取扱量の聞き取りに基づいて算出。5日の市マンゴー産地協議会で報告があった。

 出荷は昨年6月下旬に始まり、ピークは7月の中旬に迎えた。出荷そのものは8月いっぱい続いた。

 年産は、前の年と同じ74㌶で栽培された。この年は年末年始の冷え込みに恵まれ、花芽分化を促進する上では最高の気象条件となり、豊作が期待された。

 だが、1月後半に入って花の動きが鈍化。2月も持ち直しがなく、3~4月時点の出蕾は30~40%台で推移した。これに比例して着果率も伸びず、5月の調査では約33%と低かった。

 マンゴーの着果率は総栽培面積の50~60%が生産量を左右する一つの基準になるため、30%台はかなり低く、生産量は500㌧を見込むのがやっとだった。

 ただ、1本の枝に一つの実を付けるなどの着果個数調整のほか、気象条件が奏功して大玉が付き、結果としては全体の生産量を押し上げたものとみられる。

 生産量640㌧は前期作より90㌧ほど減少する実績だが、予想量をはるかに上回る生産量に農家や関係機関は安堵(あんど)。出蕾率や着果率と生産量が直接結び付かない要因については県や市が分析を続ける。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!