12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
スポーツ 社会・全般
2019年3月24日(日)8:59

夢と感動ありがとう/元オリク協力会・平良さん

宮古キャンプ忘れない/引退のイチロー選手に感謝


イチロー選手のユニホームを手にする平良さん=23日、ホテルニュー丸勝

イチロー選手のユニホームを手にする平良さん=23日、ホテルニュー丸勝

 米大リーグ、シアトル・マリナーズのイチロー選手が21日、現役引退を発表した。プロ生活は28年。日本球界で過ごした9年間のほとんどは宮古島キャンプで汗を流し、スーパースターの道を駆け上がった。地元関係者からは「夢と感動を与えてくれた」などとねぎらいの声が聞こえた。

 宮古島オリックス協力会として、キャンプを支えた平良勝之さんは感慨ひとしお。会長を務めるホテルニュー丸勝のロビーには、倉庫に保管していた等身大パネルを設置。「イチロー選手、感動をありがとう」とメッセージを添えた。

 21日はマスコミ関係者から第一報が入り、引退を知ったという。深夜の引退会見も眠い目をこすりながら最後まで見入った。イチロー選手が無名時代に、球団関係者らと食事に行ったこともあり、当時の写真を見返して懐かしんだ。

 オリックスの宮古島キャンプは1993年に始まった。当時、イチロー選手はプロ2年目。94年には年間最多安打の210安打を放ち、日本球界をけん引する存在にまで成長した。

 96年には日本一を達成。97年2月の宮古島キャンプでは、優勝パレードやオープン戦を行い、それぞれ1万人の市民らが足を運んだ。当時の試算では経済効果は35億円。宮古経済や観光に大きな影響を与えた。

 2001年の大リーグ挑戦以降は2度来島。05年は故仰木彬さんの監督就任、06年はワールドベースボールクラシック(WBC)の調整を兼ねて訪れた。球場はマスコミやファンで埋め尽くされ、「イチローフィーバー」に沸いた。

 平良さんは「すべては仰木監督のおかげ。良き師に恵まれたと思う」と目を細め、「イチロー選手には宮古島を第二の古里と思ってもらえればうれしい。宮古島のために何かやってもらいたい」と期待する。イチロー選手の記念碑建立を目指して、各方面に働き掛ける予定だ。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!