12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
社会・全般
2019年5月31日(金)8:59

植物園に“幸せの鐘”

2本のヤシにアーチ架け/倉谷さん夫婦が愛誓う


2本のヤシの木に架けたアーチの下、幸せの鐘を鳴らす倉谷龍一さん(左)と妻の梓さん=30日、市熱帯植物園

2本のヤシの木に架けたアーチの下、幸せの鐘を鳴らす倉谷龍一さん(左)と妻の梓さん=30日、市熱帯植物園

 市の熱帯植物園にそびえ立つ2本のヤシの木。その間に架けたアーチに幸運を呼ぶ鐘がつるされた。設置した市みどり推進課が付けた名称は「ロイヤルパームの鐘」。その鐘を誰よりも早く鳴らしたのが奈良県から新婚旅行で訪れていた倉谷龍一さんと梓さんの夫婦だ。たくさんの緑に包まれながら鐘を鳴らし、永遠の愛を誓い合った。

 みどり推進課によると2本のヤシは「大王椰子(ダイオウヤシ)」といい、英語で「ロイヤルパーム」と呼ばれているという。

 ヤシの花言葉は「栄光と勝利のシンボル」「合格祈願」「思いがけない贈り物」「成功」「固い決意」「不変の友情」など。課長の根間正三郎さんは「植物園を訪れる皆さんの誓いや願いがかなうように思いを込めて設置した」と話した。

 2本のヤシの高さは約15メートルで、空に向かって真っすぐ立つ。その間に架けた高さ2・8メートルのアーチはアラマンダの花で飾り付け。その中央に鐘をつった。今はむき出しのアーチも、これからアラマンダのつるが伸びて緑に覆われる。

 今はやっている「インスタ映え」にもおあつらえ向きという声も。根間さんは、カップルや受験生のほか、観光客が旅の記念で植物園に訪れることを期待している。「ちょっとしたスポットになってくれればうれしい。たくさんの人が鐘を鳴らして願いをかなえてほしい。令和元年に設置できて良かった」

 第1号で鐘を鳴らした倉谷さん夫婦は今月7日に入籍したばかり。新婚旅行先に選んだ宮古島で、まるでサプライズのような幸運に恵まれたと喜び合う。

 龍一さんは「本当に最高の気分です。奇跡のような出来事」と感動し、妻の梓さんも「結婚した年に良い記念になりました」と突然の贈り物に笑顔だった。

 市熱帯植物園には誰でも出入りできる。「ロイヤルパームの鐘」は、園の正面から入って右側に50メートルほど進むと設置されている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!