12/14
2025
Sun
旧暦:10月25日 仏滅 丁 
産業・経済
2011年1月1日(土)9:03

んま牛のハンバーグ/大人気Aコープ城辺店

地産地消宮古牛で実践


んま牛ハンバーグ完成。後方にある商品はんま牛を使用した「牛汁三昧」

んま牛ハンバーグ完成。後方にある商品はんま牛を使用した「牛汁三昧」

拠点産地と商標登録

 2009年7月、県から拠点産地に認定され、関係者による戦略的な産地形成が進む宮古の肉用牛。販売の促進や畜舎、牧草地の基盤整備など優先的な補助を受けてブランド化に向けた各種取り組みが加速しており、宮古牛の認知度は島内外で上昇を続けている。

 宮古んま牛の島内消費が盛んだ。きっかけは商標の登録申請。昨年、ブランド化を推進しようとJAおきなわが「宮古牛」と「宮古んま牛」を申請。これを機会に宮古牛ブームが高まっている。

宮古牛の商品

 Aコープ城辺店では宮古牛のステーキやロースが大人気。城辺地区だけではなく、平良方面から買い出しに来る市民も多い。

 そんな中、今最も売れているのが「んまうすハンバーグ」。繁殖供用を終えた牛をJAが競りで購入、これを食肉センターでと畜した後ミンチにし、Aコープ城辺店でハンバーグを作っている。

 輸送コストがかからないため販売価格も比較的割安に設定できるほか、生産から販売まですべて島内で行うため安全、安心の面でも信頼できる。

 今では生産が追い付かないほどの人気商品に。同店の砂川勝栄店長は「Aコープで最終的な商品に仕上げているが、間に合わないぐらいの売れ行き」とうれしい悲鳴を上げる。

島内消費のメリット

 農家が生産した牛を農業団体が購入して地元の食肉センターでと蓄。それを商品化した上で地域の食卓に上げる。このような取り組みは「ブランド化に欠かせない」と関係者は口をそろえる。

 砂川店長は「少しでも農家の所得の向上を考えたい。宮古牛の関連商品が売れれば牛肉がどんどん必要になるため農家は繁殖供用を終えた牛を少しでも高く売ることができる。その牛を食肉センターでさばけば、少しずつかもしれないが経営再建にも役立つ。そして消費者は安くておいしい宮古の牛を食べることができる」と、あらゆる相乗効果を期待する。

 少しずつ、着実に宮古牛の美味が島内外に浸透している。ブランド化に向けて、地産地消が進んでいる。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!