12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2019年8月27日(火)8:58

黒穂病が増加傾向/サトウキビ

下地の発生ほ場率は67%


黒穂病の調査結果を共有した地区病害虫対策協議会=26日、市役所上野庁舎

黒穂病の調査結果を共有した地区病害虫対策協議会=26日、市役所上野庁舎

 サトウキビの収量に影響を及ぼす黒穂病が、伊良部を除く宮古各地で増加傾向にある。全体の発生ほ場率は前年度比16・9ポイントの増加にとどまるが、下地では67%に達しており、警戒が必要だ。被害ほ場によっては次期作における株の更新が求められる。26日に市役所上野庁舎で開かれた病害虫対策協議会の中で被害状況が分かった。

 黒穂病は、キビの先端から黒いカビの胞子が付いた穂が出てくるのが特徴。胞子は風雨で飛び散って周囲に伝染する。発病したキビは生育が止まり、最終的に枯死することなどから収量に影響してくる。

 調査は7月12日に実施された。この結果、地区全体の発生ほ場率は48・0%と前年度より16・9ポイント上昇、発生株率は同比0・35ポイント増の0・8%となっている。

 旧市町村別に見ると、伊良部以外の発生状況は横ばい、もしくは微増で推移しているが、下地の上昇率が大きい。前年度26・7%だった発生ほ場率は66・7%に、発病株率は0・77%から2・6%まで増えた。

 特に与那覇地域の調査結果が際立っており、発生ほ場率は100%、発病株率は6・2%と高い数値が示されている。このほか、平良の狩俣と福山の発病株率が1%を超えていた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!