12/13
2025
Sat
旧暦:10月24日 先負 丙 
イベント
2019年9月8日(日)8:55

優雅な舞で観客魅了

八月踊り 塩川で「正日」


多くの観客の注目を集めた組踊り「忠臣公之組」=7日、ピトゥマタ御願

多くの観客の注目を集めた組踊り「忠臣公之組」=7日、ピトゥマタ御願

 【多良間】国の重要無形民俗文化財に指定されている多良間島の「八月踊り」は7日、塩川のピトゥマタ御願で「正日」が行われた。躍動的な踊りや優雅な舞を繰り広げ、20余の演目で大勢の観客らを魅了した。最終日の8日は仲筋、塩川の両地区で「別れ」を行う。


 塩川の正日は午前10時ごろに開幕。勇壮な獅子舞で会場を清めると、総引きで出演者全員が顔見せをした。「よーんしー」では男性10人が威勢良く踊り、豪快に笑って会場を沸かせた。

 その後も端踊り、二才踊りなどが次々と披露された。狂言では病院を舞台にしたコントが披露され、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

 組踊り「忠臣公之組(忠臣身替)」は10幕に及ぶ一大絵巻となっており、忠臣亀千代が忠義より敵を討つ物語を演じた。集まった観客は食い入るように見詰めていた。

 塩川字会の福嶺常夫字長は「村民はじめ島外から訪れた郷友、多くの観客の皆さんに感謝したい。八月踊りは先人たちが築き上げた遺産であり、私たちにとって心のよりどころ。伝統文化を心ゆくまで楽しんでもらいたい」とあいさつした。

 那覇市から訪れた40代女性は「琉舞を習っており、八月踊りが有名なので一度来たかった。演目はすべてにおいてレベルが高いので驚いた。最終日も楽しみにしている」と笑顔で話した。

 八月踊りは、旧暦8月8~10日に行われる多良間島最大の伝統行事。期間中は島の内外から訪れる多くの観客でにぎわう。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!