12/08
2025
Mon
旧暦:10月18日 先負 庚 大雪
政治・行政
2019年10月1日(火)8:58

予算要求での対応ただす/県議会9月定例会

座喜味氏が一般質問


県議会9月定例会で一般質問する座喜味一幸氏=30日、県議会議場

県議会9月定例会で一般質問する座喜味一幸氏=30日、県議会議場

 【那覇支社】県議会(新里米吉議長)の9月定例会は30日、一般質問に入った。宮古島市区選出の座喜味一幸氏(沖縄・自民党)が登壇し、2020年度の沖縄振興予算で概算要求額が3190億円となり、県要望額の3500億円を大幅に下回ったことについて「市町村の要望が反映されていない」と指摘して県の対応をただした。

 座喜味氏は、一括交付金が連続で減少していることについても触れ「市町村に大きな影響を及ぼしている」と追及した。それに対して金城弘昌県総務部長は「概算要求の満額確保と、沖縄振興一括交付金については概算要求以上の額が確保されるように、引き続き取り組んでいく」と述べた。 

 また、座喜味氏は尖閣諸島問題について、「中国防衛白書では尖閣諸島を核心的利益として覇権戦略を一層強めている」と述べた上で、宮古・八重山地域で国民保護計画に基づく訓練などを準備する必要性について、県の見解を求めた。

 これに対し、池田竹州知事公室長は「宮古・八重山地域での実動訓練はこれまでに実施されていないが、次回は宮古・八重山地域の要望も踏まえて検討したい」との考えを示した。

 また、座喜味氏が「県は、自衛隊配備はぜひすべきだという前向きな発信をするべきではないか」と問いただしたのに対しては、池田知事公室長が「自衛隊配備については地元の理解と協力が得られるよう、政府は丁寧に説明を行い、住民生活の安全安心に十分配慮すべきだと考えている」と述べるにとどめた。

 台風時などに、宮古地区を含む自衛隊配備地域では災害派遣協力の迅速化を図る必要があるのではないかとの質問には、池田知事公室長が「災害派遣要請については迅速な対応を行うよう努めている。引き続き自衛隊と緊密に連携を図っていきたい」と答弁した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!