12/08
2025
Mon
旧暦:10月18日 先負 庚 大雪
産業・経済
2019年10月17日(木)9:00

来月台湾チャーター便/マンダリン航空

下地島空港発着で初運航


下地島空港就航への支援を要請する林本部長=16日、市役所平良庁舎

下地島空港就航への支援を要請する林本部長=16日、市役所平良庁舎

 台湾チャイナエアライングループのマンダリン航空が11月25日、下地島空港と台湾花蓮を結ぶチャーター便を運航する。台湾からも乗客を運ぶ双方向チャーターで28日までの3泊4日のツアーを組んでいる。16日、マンダリン航空の林弘基営業本部長が市役所平良庁舎で長濱政治副市長と懇談し、協力を要請した。

 下地島空港ターミナルが今年3月に開業してから、台湾への運航は初めてとなる。使用機材はERJ190型で104人乗り。下地島-花蓮間を51分で結ぶ。一般のツアー募集はこれから始まる。関係者によるとツアー料金は宿泊、食事、観光すべて込みで10万円を下回る料金設定を目指しているという。

 花蓮は台湾中部東海岸の都市。台湾政府が東海岸のインバウンドに注力しており、今回のチャーター便運航は政府交通通信局の財政支援が後押ししたという。台湾からの乗客の約半数は観光事業者、ゴルフツアー関係者のほか旅行会社、メディア関係者も含まれている。

 林本部長は「1年前から話が上がっていたが、ようやくここまで来た。今回のトライアルで市場調査などを行い、今後につなげたい」と話した。また「台湾の人は沖縄といえば那覇をイメージする。宮古島はほとんど知られていない。だからこそチャンスはある」と期待した。同社は宮古島市に分校を開校する長栄大学(台南市)の学生をチャーター便で運ぶ計画もあるという。

 一方で林本部長は将来の定期便化への懸念材料としてグランドハンドリング(空港の発着支援業務)コストを挙げ、負担軽減への支援を要請した。

 長濱副市長は「市と下地島エアポート(マネジメント)、沖縄コンベンションビューローの3者で協議し、方向性をまとめ、県へ要請していきたい」と答えた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!